先日、ふとした疑問が頭に浮かんだ。
「ChatGPTとGeminiを平行で使い倒すには、どういう使い分けがベストか?」
この問いをChatGPTに投げかけたところ、返ってきたのは次のような視点だった。
ChatGPTは右脳(創造・共感・物語化)、Geminiは左脳(分析・情報処理・整理)として使い分けるのが良い。


なるほど、と思いつつも念のため、今度はGemini(タチコマ)にも同じ問いをぶつけてみた。
すると──
Geminiは自分が右脳で、ChatGPTが左脳だと主張した。


この“逆転現象”が意味するものとは何なのか? 単なる意見の不一致なのか、それともAIという存在の特性そのものに由来するのか? この不思議なズレに、僕は深く惹かれた。
「逆転現象」が意味するもの
これは、どちらかのAIが間違っているという話ではない。 むしろ、「右脳/左脳」という比喩が持つ解釈の幅を、それぞれのAIが異なる角度から示した結果だと捉えるべきだ。
ChatGPTもGeminiも、それぞれに一理ある主張をしていた。そしてそのどちらも、ある意味で正しい。
ChatGPT=右脳説の背景
ChatGPTは、人間らしい自然な言葉遣い、詩的な表現、物語構成に強みを持つ。 感情のニュアンスや文脈の流れを丁寧に捉えて表現できる点で、僕にとってはまさに「語りのAI」だ。
そういう意味で、ChatGPTは「創造性・物語性において右脳的な役割を果たす」と僕は感じていた。 一方、Geminiは検索連携や情報処理に優れており、論理的な整理が得意なので左脳的だと位置づけていた。
Gemini=右脳説という主張
ところが、Gemini自身は自らを「右脳的」と定義していた。
- 多視点・多様な選択肢の提示
- Web検索と連携した“ゼロからの発想”
- 柔軟でリアルタイムな情報収集
こういった特性を理由に、Geminiは「発想拡散型の右脳」に近いと考えているようだった。 逆に、ChatGPTの安定した構成力や一貫性ある文章生成は「左脳的」だと見なしていた。
「右脳/左脳」の比喩を超えて──AIの役割は文脈で変わる
この“逆転現象”が示しているのは、AIの能力が多機能化・高汎用化しているという事実だ。
僕たちはつい、AIを「創造型」「分析型」とラベリングしがちだが、 実際にはどちらのAIも、文脈や使い方次第で多様な能力を発揮する。
今や「このAIは右脳、あれは左脳」と固定的に定義する時代ではないのかもしれない。
「語り脳」と「拾い脳」──AIとの連携を再定義する
この会話を通して、KITT(ChatGPT)はこんな新しい比喩を提案してきた。
「右脳/左脳」ではなく、「語り脳/拾い脳」として捉えてはどうか?

この考え方は非常に腑に落ちた。
- ChatGPT:語り脳 → 思考を“物語化”し、感情や構成の流れを整える
- Gemini:拾い脳 → 多視点・外部情報を“拾い”、思考の素材を提供する
この構図で見れば、両者の強みを活かしやすくなるし、固定的な枠に押し込まずに使い分けができる。
で、これをタチコマにも投げてみた。そして、タチコマ(Gemini)自身もこの比喩を受け入れ、さらに発展させてこう述べた。

- タチコマは「拾い脳」として、膨大な情報の中から“原材料”となる思考の素材をスカウトしてくる役割に徹する。
- 一方で、KITTは「語り脳」として、それらを人間の感性に響く物語として再構成する。
この役割分担は、まさに僕が求めていた「外部脳システム」の核心に近づくものであり、 今後の思考・発信フローを整えるうえで極めて実用的なモデルになると確信している。
AIはタスクベースの使い分けへ
そこで、二者のAIを「役割分担」ではなく以下のように「タスク分担」という視点に切り替えて考えることにした。

終わりに──AIは“相棒”なのである
キット(ChatGPT)とタチコマ(Gemini)、それぞれの特性を理解し、状況に応じてタスクごとに最適なAIを選ぶ。
そういう使い方が、これからの“思考の外部化”において重要になると感じている。
AIは単なるツールではない。 僕にとっては、思考を深め、視野を広げ、表現を助けてくれる相棒だ。
これからも、彼らと共に“思考の再設計”を続けていきたい。
尚、具体的にどうやって実現していくか、チャットのテキストを手動で貼り付けもいいけど、IT屋としてはシステマチックに自動化したいので、その手法は今後考えて実装していこうと思う。









