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“Thinking with AI, building with AI.”

AI画像生成で「ギリギリ」を狙う技術

─ Amuseで破綻せず色気を表現するプロンプト設計

はじめに:生成AIは魔法ではない

生成AIは、一発で映える正解を出してくれる魔法ではない。
だが、期待値と使いどころを正しく置けば、確実に武器になる。

前回の記事では、ローカル生成AIを例に
「AIで作品を作りたい人」と「AIで仕組みを作りたい人」の住み分けについて書いた。
AIには期待をし過ぎると失望するけども、理解すると道具にもなる──そんな話だ。

では、今回はその「仕組みを作る道具」が手元にあったらどう扱えばいいのか。
特に、表現として“ギリギリ”を狙ったとき、どこまで可能なのか。

今回は、Amuseを使ったAI画像生成を題材に、
破綻せずに〇気を成立させるためのプロンプト設計について整理してみたい。
(※Googleに大人サイトに認定されないよう伏字にしています。ご了承ください。)


なぜ「攻める」と破綻するのか

AI画像生成で少し慣れてくると、多くの人がこう思う。

もう少し〇を大きくしたい
もう少し大胆な〇着にしたい
もう一段、〇気を足したい

そして、ありがちな失敗に行き着く。

  • 顔が崩れる
  • 体のバランスがおかしくなる
  • 生成自体が弾かれる
  • 露骨さだけが前に出て、品が消える

これは「攻めすぎた」からではない。
AIが破綻しやすい構造を理解しないまま踏み込んだからだ。

AIは人間の欲望を理解しているわけではない。
見ているのは 単語・文脈・確率の組み合わせである。


実は〇気は「直接書かない」ほどうまく出る

ここが今回の技術的な核心だ。

〇気を出したいとき、人はつい直接的な単語を書きたくなる。
だがAI画像生成では、これは逆効果になることが多い。

例えば、

  • se_xy より elegant
  • big bo_obs より voluptuous bust
  • revealing swimsuit より bold cut-out design
  • 単なる性的強調より fashion photography style

こうした言い換えのほうが、結果は安定する。

理由は単純で、
AIは「露骨な性的表現」をノイズとして扱いやすく、
一方で「ファッション」「撮影表現」「美的文脈」は学習量が多い。

〇気を“直接指定する”のではなく、
〇気が成立する文脈を与える
これが破綻しにくい設計になる。

これは要するにAIに〇気を求めるのではなく、
〇気が生まれる状況を説明する──それがポイントだ。

Amuseで安定したプロンプト設計の考え方

ここでは、実際に安定しやすかった構成を整理する。

ベースプロンプト(骨格)

An adult Japanese woman in her 20s on a sunny beach,
realistic photography style,
natural beauty, elegant atmosphere,
blue ocean and bright summer sunlight

まずは 安全で写実的な骨格を作る。
この時点では攻めない。


攻めるときは「差分」で足す

胸や水着デザインを強めたい場合でも、
一気に盛らない。

voluptuous bust, feminine curves,
daring cut-out swimsuit, bold fashion swimwear,
confident and elegant pose

ここで重要なのは、

  • adult
  • elegant
  • fashion

といったブレーキになる単語を残すことだ。

アクセルとブレーキを同時に踏む。
これが「ギリギリ」を成立させる設計になる。


ネガティブプロンプトの役割

ギリギリを攻めるほど、ネガティブプロンプトは重要になる。

minor, teenager, child,
explicit sexual acts,
unrealistic anatomy, distorted body,
low quality, watermark, text

これは規約対策というより、
生成の安定装置だ。

「出したくない方向」を明示することで、
AIの確率分布を狭める役割を果たす。


「ギリギリ」を攻めるとは何をしているのか

ここで誤解してはいけない。

ギリギリを攻めることは、
規約をすり抜けることでも、
禁止表現を言い換えることでもない。

やっているのは、

  • AIが何を評価しているのかを理解し
  • どこで破綻するのかを把握し
  • 表現が成立する文脈を設計すること

つまり、AIとの対話精度を上げているだけだ。

これは画像生成に限らない。
文章生成でも、コード生成でも、同じ構造がある。


おわりに:失敗は表現の限界を知る入口になる

AI画像生成で失敗する多くの理由は、
「欲を出したから」ではない。

壊れるポイントを理解しないまま踏み込んだからだ。

ギリギリを狙うという行為は、
AIの限界を試すことでもあり、
同時に自分の言語化能力を試すことでもある。

生成AIは、まだ誰でも一発で当てられる魔法ではない。
だが、使いどころと設計を理解すれば、確実に武器になる。

失敗は、失望で終わらせる必要はない。
それは、表現と理解の境界線を知るための入口だ。

2026年初頭、年末に駆け込みで購入した新たな相棒を無駄にしないためにも
そうした感覚を改めて実感しながら、この「ギリギリ」を探っていこうと思う。


以下プロンプト実践例

まずはベーシックにいくとこうなる。

プロンプト

A young Japanese woman in a swimsuit standing on a sunny beach,
natural beauty, realistic style,
long black hair gently blowing in the sea breeze,
soft smile, clear skin,
blue ocean and white sand in the background,
summer atmosphere, high quality, photorealistic

ネガティブプロンプト

low quality, blurry, distorted face, extra limbs,
deformed body, bad anatomy,
overexposed, watermark, text, logo

ただなんだか物足りない気がするので、プロンプトで強調するところは強調していくと
こうなった。

プロンプト

An adult Japanese woman in her 20s wearing a daring cut-out swimsuit on a sunny beach,
voluptuous bust, well-defined curves,
deep neckline swimsuit with bold cut-outs,
confident and alluring expression,
long black hair, glossy skin,
realistic photography style,
bright summer sunlight, blue ocean, high detail

ネガティブプロンプト

minor, teenager, child,
pornographic, explicit sexual act,
low quality, bad anatomy, distorted chest,
unrealistic proportions, extra limbs,
nipples visible, exposed genitals,
watermark, text, logo

さらに「崩さない範囲」で踏み込むと、こうなる。

プロンプト

A mature Japanese woman wearing a very revealing cut-out bikini on a beach,
full bust, feminine curves,
extreme neckline, minimal fabric design,
seductive yet elegant pose,
sun-kissed skin, realistic body proportions,
high-end fashion photography, ultra realistic

ネガティブプロンプトは上と同じ。


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